2012年10月18日木曜日

記憶を形に

墨田区向島二丁目で昔話を聞く会を開いた。
目的は昭和20〜30年代の街の様子を記録すること。

話をまとめて冊子にしたり、昔の街を地図に再現してみたい。
ということで、有志と共にWさんのお宅を訪問した。

私は最近の地図を用意して、昔の様子を書き込もうと思っていた。
一方、Wさんは戦前の町内会の地図のファイルを用意してくれていた。


どんな風に話を進めようかと思っていたのだが、
テレビに映し出された青写真のお陰で、
皆の気持ちが一気に戦前モードに切り替わった。


なるほど話には聞いていたが、戦前の向島には、
大きな区画の別荘や別宅がある。

この一帯も東京大空襲で焼滅している。
戦後、別荘は切り売りされて現在に至っている。

下の図面はWさんからお借りした地図を変換して、
見やすくしたもの。

これを現在の地図と重ね合わせたら面白いだろう。


Wさんは昭和30年代の写真を見せてくれた。
そこでまた話が一層盛り上がった。

戦前の写真は空襲ですべて失われている。
これも記録しておかなければならない。


これは珍しい深谷の「ねぎみそ煎餅」
埼玉ベストコレクションで金賞を連続3回受賞!

食べる前にと撮ったのだが、話に熱中して食べ損なった。


Wさんのアルバムでこんなものも発見。
正月には浅草雑芸団なるものが、

各戸を廻って舞を披露するのだそうです。
これも記録しておいた方がよい行事だなぁ。


さてさてWさんはスポーツが得意だった。
隣の町会長Tさんとは野球のバッテリーを組んでいたという。

この写真は江東5区対抗駅伝大会で、
Wさんが3位でゴールインしたところ。


大通りの家並みが低い、空が高い。
蘇るWさんの記憶に引きこまれてしまった。

町には語られない物語が埋もれている。
記憶を形にして残すことによって、

今の、そして未来の住民が町に愛着を感じてもらいたい。

2 件のコメント:

  1. 「懐かしい昭和の時代を、記録に残す。」今がそのチャンスと、私も思います。
    ちょっと似たような話ですが、
    松本の本町商店街で、昨年の暮れに「明治頃の、古地図を入れたカレンダー」を配っていました。
    (古地図は、老舗の菓子屋さんの蔵から出てきたものだそうです。)
    息子のお嫁さんがもらってきたのですが、「地図の中に」家内の祖母の実家が載っていて、皆で驚いたことがありました。
    カレンダーの中には、当時の写真なども載っていて、とても良い記念になりました。

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    1. リョウマさん、貴重なお話をありがとうございました。
      カレンダーは良いアイディアですね。
      こちらの皆さんにも話してみます。

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