芝5丁目の建築学会でシンポジウム。
大震災に備えて何をしておくべきか。
面白い話をいろいろ聞けた。
ま、学者が中心だから良い話もあれば甘い話もある。
ちょっと質問してみたが、予想どおり物足りない回答だった。
それよりも久しぶりに色んな人と挨拶した。
古巣って感じかな。
T大のA女史、O大のB女史が駆け寄ってきた。
オウオウ元気でおったか、とハグを交わす、わけではないが。
親しく話をしていると、私を呼ぶアナウンスあり。
ありゃ、天敵のC研究者じゃないか。
さっきの質問に対するS大学D准教授の回答が不満だという。
アアダコウダと自慢話をまくしたてやがる。
と、元K大教授E氏が、ありゃbaroqueさんじゃないの。
そんなこんな話していたら、A女史もB女史もいなくなっていた。
勝手知ったる芝5丁目界隈をぶらつく。
なんたってここは私の本籍地だからね。
慶応商店街はド派手な飲屋街に変貌し続けている。
横丁の金物屋も八百屋もみんな高層ビルになってしまった。
都営住宅の屋上から眺める東京タワー。
3・11で傾いた先端は補修工事中。
六本木ヒルズと元麻布ヒルズフォレストが見える。
慶応大学の図書館と樹木がかろうじて見える。
こんな風景は想像もできなかった。
ましてや東京タワーが東京スカイツリーに王座を奪われるなんて。